Aikn5.png・北の大地(変貌する石狩湾の風景)

・8月の猛暑の東京を逃れて北海道に来ている。
・北海道は、わたしの故郷(ふるさと)でもある。
・8月末の小樽は、もう秋風が吹き初め肌寒い日々が続いている。

・石狩湾は昔、ニシンの大群が押し寄せてきた海である。ニシンはもういないが、新しい港が建設され今大きく変貌しようとしている。

◎ 変貌する石狩湾の風景



・石狩湾は、札幌市の約20㎞北に位置する日本海の湾です。
・この湾は石狩平野から続く遠浅の海で、北海道最大の河川「石狩川」の河口があります。
・昔は、何もないこの浜辺で釣り人達が「真ガレイ」などを釣っていた砂浜です。



・今回この浜に来て驚いた。(2022/08)
・石狩湾新港(いしかりわんしんこう)が造られていた。
・エネルギー供給、コンテナ船埠頭、各種貨物の巨大物流保管基地と、札幌に近いことから災害時における緊急物資輸送拠点といった役割を担って建設されて国際貿易港に変貌していた。

・巨大な風力発電機十数台もすでに回っている。
・樺太(サハリン)の天然ガスを貯蔵するLPGタンク群もあり、それを利用した火力発電施設もある。

・クリーエネルギー基地としての機能を強化しており、太陽光発電所や液化天然ガスの火力発電所、港湾区域内での洋上風力発電建設など計画しているようだ。

・背後地域の大地には大規模な工業団地(石狩湾新港地域)があり、すでに700社を超える企業が立地している。



・広大な大地を持つ北海道も高齢者が多く若者は少ない。
・都市部とその周辺には、若者もいるがその数は圧倒的に少ない。

・どこに行ってもお年寄りばかりが目につく
・経済もそれに比例してパワー不足の状況である。

・そんな中で、砂浜を埋め立てて最先端技術のエネルギー施設を作り上げたことは賞賛にあたいする。当然反対も多かったと思われるが、ぜひ完成して低迷衰退する北海道経済の原動力として牽引をしてもらいたと願った。

・工場群ができれば、そこで働く若い人々を集めることができる。
・若者のエネルギーがなければ経済は動かない。
・石狩川河口の当別町では、今、若者の人口が急増して土地の価格も上昇しているらしい。

・さらにここには札幌駅から北海道医療大学まで約29㎞の「JR学園都市線」も走っている。すべてがそろっている。

・高齢化社会では、お年寄りは駅までマイカーを利用して、札幌や小樽へJR列車を利用して出かけたいと考えている。

・学園都市線の14カ所ある駅前には無料の駐車場を完備して、高齢者も取り込み乗客数を増やしてもらいたい。

・先端技術の石狩湾新港と工場群、さらに学園群と学園都市線の発展が、これからの北海道発展の原動力となることは間違いないと期待してこの変貌する浜辺を眺めていた。




■昔の浜辺



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