中国には「蘭州」という、うまいタバコがある。

■中国にいる日本人の友人が、西寧、蘭州、銀川などの都市巡りをして、蘭州でお腹をこわしたと教えてくれた。
・蘭州か、そうだ蘭州なら「蘭州」というタバコを思いだし、買って吸ったかと聞いてみた。


■このタバコは、人にもよるが、中国で一番うまいタバコだと思っている。
・しかし、この「蘭州タバコ」は偽物が多く、中国人に「蘭州」タバコのことを聞くと、ほとんどの人は「偽物」のタバコだと答える。

■その理由は、本物の箱が横流しされ、中に粗悪なタバコの葉を入れ販売しているからである。
・中国では、この様なことは珍しいことでは無い。
・しかし、本物のタバコはとてもうまいのである。

■そこで、このタバコの値段が高いのかというと、それほどでもない。
・日本円で300円ほどで買えるが、手に入るのは「西夏」と言われた西域でしか販売していないのでなかなか買えない。

■中国では、値段の高いタバコも、安いタバコもいろいろ沢山ある。
・日本円で800円以上の高価なタバコもあれば、1箱40円から60円程度の安いタバコもある。

■例えば、日本で売られている「中南海」は110円ほどで買える。
・日本では440円となる。差額はみんな税金ではないはずだから、おいしい話で、ぼろもうけしている人がいるはずだ。


■それでは中国で、1箱800円以上のタバコは、うまいのかというとそうでは無い。

・例えば「中華」というタバコは、ほとんどが贈呈用で役人の家に行くと、この高いタバコが段ボ-ルに積んであるそうだ。あとで換金するのだろう。


  今回は「タバコ」について。検証してみた。

■日本では禁煙運動が盛んで、いまタバコを吸ってる者は、まるで犯罪者のような扱いを受けてる。

・道路で吸えば2000円の罰金、駅でも空港でも公園でも「喫煙個室」で、吸わなければならない。
・最近では、食堂でも喫茶店でも禁煙のところが多い。

・喫煙者は1本20円ほどのお金をかけて、周りに気を遣い、遠慮しながら吸っているのです。

・分煙運動も理解できるので文句も言えないが、タバコの値段も高いし、それならば、やめれば良いだろうと思う。

・しかし、最近若い女性をはじめ、やたらとタバコを吸っている人を見かける。
・それも増えている感じがする。

■禁煙運動は、肺がんを予防するための運動らしいが、タバコ1箱を1000円以上にすれば、
・ほとんどの人はタバコを吸わなくなるだろうし、この運動も達成できるだろう。

・喫煙個室への費用も、病院の喫煙相談員へ国の補助金も出さなくてもよいはずだ。おかしな国である。


 おかしい話と言えば

■この国のコンビニで、タバコを買うとレジ機にあなたは20歳以上ですかと問われて「はい」というタッチパネルに答えなければ買えない。

・65歳のおじいさんが、もし私は16歳だと言ったら店員は困ってしまい、店員みずから「はい」のパネルにタッチして売ってくれるのである。

■店員が、お客の年齢を判断できないためなのか、または、お店の責任逃れのために導入したのかわからないが、違和感を覚えてしまう。


 違和感と言えば、なぜ異常な勢いで禁煙運動が進んだのか、
・この裏の意味を、みんなは知っているのだろうか?

■本格的な禁煙運動は、1960年代の「英国」から始まった。
・当時、英国社会では「肺がん」で死亡する人が多く、保険会社は、その保険金の支払いに困った。
・困りはじめた保険会社は、禁煙運動家達に、多額の「運動資金」を提供する。
・つまり、禁煙運動は保険会社の都合から始まった運動なのです。

■日本でも、英国の流れを受けて禁煙運動が起こった。
・わたしは、当時タバコにも害があるが、車の排気ガスにタバコの煙色をつけたら、タバコ以上に人に害を及ぼしているだろうと言ったことがある。
・かっての英国はそうであったから。

■今の日本は、排ガスもだいぶきれいになってきたが、中国やベトナムは、車の排ガスはすさまじくマスクをしなければ生活ができないほど空は汚れている。

・禁煙運動を進め、先進国の仲間入りをした日本だが、いま途上国の汚れた空気が大量に日本に流れてきている。


 ★結 論

1.タバコを吸って肺がんになれば、それは自己責任である。

2.副流煙を恐れる人は、禁煙運動だけでは無く、
 ・国際的な排ガス運動にも参加すべきである。
 ・それができなければ、マスクを着用して防いでいると良い。

3.害は、タバコだけではない。
 ・タバコの煙を防いでも、肺がんになることを知らなければいけない。
4.タバコを吸う人を犯罪者的な扱いで禁煙を強制せず、
 ・国はタバコの値段を大幅に値上げをする政策をとればよい。

5.さて「タバコ」は、そんなに害のあるものなのか?
 ・たしかに、害はあるのだろうが。

6.私の母親は、若いときからタバコを吸っていた。
 ・子供の頃、私が悪さをしたら「キセル」というタバコの道具で、よく頭をたたかれた。
 ・その母親は、84歳で死ぬまで、タバコを吸っていた。
 ・死因は、肺がんではなかった。      つづく 

2012/08/10 記 Ouxito 


ReturnTopPage