加計学園問題と利権構造3

■『5/17朝日新聞』は、新学部『総理の意向』」とて1面トップで、加計学園「獣医学部新設」に絡む文科省と内閣府のやりとりなどをまとめた記録文書を入手しA4版8枚からその記事を報道した。
民進党は、その記事の内容をもとに国会でこの問題を取り上げた。
・しかし、菅義偉官房長官は「入手先や名前も日時も記載されていない」誰が書いたかわからない怪文書のような文書と切り捨てた。

・その後、文部科学省の事務方トップだった前川喜平前事務次官が、安倍晋三首相の意を受けた内閣府官僚らの圧力に負けて、首相の「腹心の友」である加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園の獣医学部新設を許した。
・その過程を綴った内部文書は「本物」であると発言した。
この発言から、国会の混乱が始まった。

【検証1】 

■朝日は大新聞で有るにもかかわらず、
①入手文書が「いつ・誰が・どこで書き」誰から入手したかを明らかにしていない。
・所在の不明確な文章(怪文書)をもとに記事を書き、また世論操作始めたのか。
・また、というのは、かってこの新聞社は「慰安婦問題」で騒ぎをおこし、
・後で「ねつ造文書」でしたと謝罪したことを忘れたのだろうか。

②前事務次官「前川喜平」は時の人である。
・日本国政府の上級官僚である。
・その官僚が退職したからといって「職務上知り得た情報」を発言してもよいはずはない。
・そんなことは、役人ならわかりきっているはずだが、おかしい?

③怪文書を報道した「朝日新聞」その怪文書存在を認めた元事務次官
・その情報をもとに国会で騒ぎ出した「民進党」

・この流れに、この事件の真相があるのではないか。


  ★民進党と前川喜平の関係
 
④天下りあっせん問題で、事務次官を退職した前川には退職金が約5610万円支給された。
・これに対して民進党代表代行の江田憲司は「法律に違反した前川氏が、税金から巨額の退職金を受け取ることは許されない。」
・自主的に返納すべきだと批判し民進党内では、国会で追及する準備を始めていた。
・それが今回この騒ぎで、この案件は、どこかへ言ってしまった。

■別の情報では、
・天下り発覚前に、辞職の手続きが終了して退職したことになっており、退職金が8000万円支払われたとする説もある。
・天下り発覚後も前川は、定年まで仕事させよと退職を拒否していたので、事前に退職願いを提出していることはあり得ない。

・もし8000万円が支払われたととすると
・憶測だが「民進党や政府」などと絡む、裏取引があったのかも知れない。


【日本の事務次官の給与と年収】 総務省(H19年)資料から

 ①事務次官の推定平均年収:3010.5万円
 ②推定月収:196.1万円
 ③平均ボーナス:657万円
 (H19年6月が314万円、12月が343万円)
 ④そして退職金が約5610万円

・これだけ国費をもらい、教育行政の最高責任者として在職した。
・どのような仕事をして、教育界の多くの諸問題を改善しのだろうか。
・その仕事結果が見えてこない。
・それどころか教育界は旧態依然とし、さらに悪化しているのが現状姿である。

 【前川の大罪】 

・経産省出身の宇佐美典也は、前川について「今メディアでヒーロー扱いされている」が、文科省では「強大な権限を背景とした大学業界への違法な天下りあっせん行為が長年にわたって横行」しており、その「文科省の大学利権の頂点に君臨した」のが前川であったと述べている。

・利権が絡む斡旋は、ボランティア活動ではない。
・当然、斡旋をすることは、双方から何らかの報酬をもらうことになる。
  彼は幾ら、もらったのかな。

  前川は、自ら騒ぎを起こすことで退職金と斡旋報酬の捜査から逃れたのか。

①文科省主導で行われていた「新国立競技場建設」の建設費が当初予算1300億円を大幅に上回る2520億円が予測される事態が起きた。
・そのため、政府は白紙撤回を決断して担当の文科省は外されて建設計画は、国交省営繕部の管轄となった。
・その時の文部科学省側の担当者が前川である。

②「出会い系バー通い」を暴露されたために「女性の貧困の実地調査」という答弁をした。

  自分の金を使って出会い系バー通いをしても何ら問題は無いじゃないか。
  彼は、教育行政の最高責任者でないか、教育の指導者だろうに。
  そうか、それで教育現場では教員による性犯罪が多発しているのか。

  また、この弁明答弁がすごいよ
・女性の貧困について実地の視察調査」するために通ったとか。
・それも週3回、そんなに調査に行くかよ。

  文部省には「女性の貧困と子どもの貧困問題」の資料は山のようにある。
・また、担当官もいるだろうに、調べるには事欠かないしはずだが、
       詭弁・屁理屈のプロだな。

  また前川の座右の銘が「面従腹背」とのこと、
  実際に見たことがないのでわからないが・・すごいね。

  どうしてこんな人が国のリーダーになれるんだろうか。不思議だな~。


  ★「前川喜平(まえかわきへい)」のプロフィール
・生年月日:1955年1月13日  ・出身:奈良県

・祖父の前川喜作は「前川製作所会長」である。
・前川製作所は、冷凍運搬船用の冷凍設備では世界の80%以上のシェアを占めている世界三大冷凍機メーカーの一つである。

・妹の真理子(長女)は中曽根弘文元文相・外相の夫人である。
・妹のマヤ(次女)は、東天紅会長の夫人でもある。

  家族情報から前川は、お金持ちの家に生まれ権力者の中で育ってきた人物。
 それで「面従腹背」かも
  学歴は
・麻布中学校と麻布高校を卒業して東京大学法学部卒業
・1979年に文部省に入省 ・2014年から文部科学審議官
・2016年から文部科学事務次官

  学歴・財力・人脈よしで官僚としてミスをしなければ、事務次官コースだな~。
  お金持ちの家に生まれ権力者の中で育ってきたので、世渡りもうまいのだろうし~。

  それにしても、この世代には、おかしいのがいるな~。
・ばかやろーこのハゲー」の豊田 真由子も東大法学部卒で元厚生省官僚
・文部科学大臣政務官で自民党議員、経歴も学歴も超一流のお嬢さん議員。

  この世代は勉強・勉強でストレスを抱え込んで生きてきて、人間性も磨けなかったのかも知れないな。

  無理な望みかも知れないが・・
・初代文部大臣を務めた森 有礼(もりありのり)のようなに、わが国の教育制度の確立に尽力奔走する教育理念を持った人物はもう教育界にはいないのかな~。

  優れたリーダーがいないと日本も厳しいな。
・やはり教育が、ゆがんでいるんだな~。

 わたしのまとめ  

・加計学園問題を調べてみて、この国日本の実体が見えてきた。

1.安倍総理と親友の加計孝太郎 (権力者と利権者)
2.日本獣医師会の利己的な利権の保持活動
3.優れた理念無き無能な上級官僚
4.政策よりも権力闘争に視点を置く政党
  (決定的な証拠を持たずして左翼的なイメージ闘争を繰り返す民進党) 
5.情報を操作誘導する新聞社や垂れ流すマスコミ
6.その情報に翻弄され流される国民
7.責任を取らないリーダー達(高額報酬者達)
  そういえは、東芝もシャープもそうだったな。

★加計学園問題とは

・日本獣医師会の利権活動から文部省官僚や政党の利権関係が明らかになった。
・証拠がでてこない以上権力者は裁けない。誰でも知っていることである。
・それでも追求したと言うことは理由がある。
・「利権隠し」のためか、
・左翼的(リベラル)手法で相手を悪者とするイメージ闘争をとるためか。

・今の日本は、左翼的闘争の時代でもなかろう。
・政治的に解決しなければならない諸問題が山積みである。
・税金を無駄遣いし、この問題を「権力闘争」に転化した無能な政党と
・「反権力闘争」に誘導する一部マスコミ(朝日)が、
・この事件をゆがめて真実を隠したとわたしは結論した。

★結果、国会の閉会中審査を開き、そして総選挙まで走らせた。
・国会閉会中審査費用・・1日 約1000万円   
・総選挙費用・・     総額 約670億円

★間違いも多いと思うが、
 興味があったら自分で調べて検証してください。




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