戦争は、遠い昔の出来事か

■戦後75年、戦争は遠い昔の出来事か。
・75年前の1945年8月15日
 日本は、連合国の「ポツダム宣言」を無条件で受諾した。
・それまで15年続いた戦争(満州事変・日中戦争・太平洋戦争)は、敗戦のかたちで終結した。

・同年の3月、
 東京大空襲から始まる名古屋大空襲・大阪大空襲・神戸大空襲が続いた。そのあと、8月6日広島に、8月9日に長崎に原爆が投下された。
・日本にとって75年前の8月上旬は、忘れることの出来ない歴史的な日々である。

■さて、75年後の日本の大新聞社は、これらの出来事をどのように報道しているか気になっていた。
・少なくても、8月上旬のこの期間は、戦争を考える「特集シリーズ」を組むべきだと思っていたからである。

・朝日は「戦後75年・コロナ渦の夏に」シリーズが載っていた。
・戦中、戦後の混乱とコロナの混乱を重ね合わせて紹介している。
・そうかと思いながら読んでいた、他にもないかと読んでいるうち、

やたらと広告の紙面が多いのに気がついた。それも全面広告である。
・いままでも掲載されていたのだが、この日は、なぜか気になった。
・暇なので、その広告を数えてみた。


2020年8月11日(火)の朝日新聞(朝刊) 24面の紙面内容は

全面広告4面+部分広告(全面に換算する)と3面 計=7面
・高校野球関係    =5面・・・甲子園で野球が始まったからか。
・その他スポーツ関係 =2面
・テレビ・ラジオ番組 =2面
・報道情報は、8面だけである。

・ 24面の中、広告とスポーツと番組紹介で16面(67%)を占めていた。

■朝日の購読料は、月々4,037円、年間に約5万円ほど購読者が払っている。
・購読者数は、約600万人いるようだが、
 年間ざっと約3,000億円の収入である。
・それでも朝日は、経営が大変なんだ。
・紙面24面中、7面も広告が占めている1/3である。



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■朝日の広告掲載料金を朝日新聞で調べて見た。
・広告1面(全面1ページ)の料金
・白黒全国版= 約4千万円 カラー全国版=約4千8百万円

・8月11日(火)の広告料を白黒全国版として計算すると、
・この日の朝刊だけで、約2億8千万円の収益料と計算された。
・これが1ヶ月・1年続くと、『ワー』すごい広告料だとため息をつく。

・新聞を取らない、読まない若者が増えているらしいので、大新聞社といえども、経営が大変なのかもしれないが・・・?。

・朝日新聞社員30代の男性(正社員)の給料
 給料基本給25万円 各種手当13万円 合計48万円
 賞与100万円(年2回)+その他
 社員年収平均は、1,300万円となっていた。
・これは社員平均額で、記者や編集責任者は、もっと高額である。

これもすごい、これではもはや記者は、庶民派的な記事は書けない。

・広告ばかりで読むところがない広告新聞を毎月4,000円も払って読んでいる自分を改めて認識した。『アホ』みたいな気がする。

・新聞を取るのをやめようと話すと、1年契約をしているので解約できない言った。

■こんなに高い広告料を支払うスポンサー企業は、広告宣伝費で
 経営を圧迫しないのかと考えてしまうが、安心して良い。
すべて商品代金に組み込まれている。

・つまり、高い広告代金を支払っているのは、我々消費者なのである。
・なんだか、そんな商品を買う自分が『アホ』みたいな気がする。

・盛んに広告している商品は「絶対買わないぞ」と居直ってしまいたいし、居直ることにした。

・いまやテレビも新聞も「拝金主義」におちいり、まともな情報を伝えていない。
・報道出筆者は、もはや「月光仮面」ではない。


戦争の愚かさを後世に伝えようとかけ声だけは、よく聞く。
・それでは、誰がどのように伝えるのか。誰は、やはり新聞だろう。

・拝金主義社会の日本では、新聞までが、心がやんでいる。
・Webで、新聞記事を読んでいると途中で、この先読むのは、
 お金を払えと表示されるありさまだ。

・新聞が果たす社会的責任が、いまやどこかに消えていったようだ。
・なんだこれはと「正論」をぶち上げたら、周りから『アホ』みたいと言われた。

・戦中戦後の慎ましい生活でも、日本人は旺盛果敢に生きてきた。
・少しのお金と、少しの生活道具があれば、十分生きてこれた。

・子供を育てるため朝昼晩と働いてきた。
・仲間と馬鹿な話をして、笑いながら仕事をしてきた。
・戦後75年、それらすべてが変わった。

・一億総団結を危険な思想と批判し、特攻で玉砕した若者を批判し、靖国神社への参拝も批判され、隣の国から戦争犯罪国と罵られ金を要求されている。

・戦争を讃美しているわけではないが、あの時、日本人は一生懸命生きていた。
・それらが否定され、昔の教えも否定され、団結心まで否定されている。
・結果、拝金社会を讃美して、心まで売って生きている。

・戦後75年、戦争は語られることもなく、遠い昔の出来事となったようだ。