平和主義者は「傍観者」なのか
■・21世紀の今日、中東で逃げ場のないガザの人々は、砲火の下、飢えと恐怖と絶望の中で生きている。
・国連は、この事実を訴えても、世界の動きは鈍い。
・「隣で、銃で撃たれ殺され、飢えで死んでいく子供たちがいても」我々は、声を上げない傍観者たちだ。
・声を上げたら権力から「反ユダヤ主義」と敵視されてしまう。
・マスメディアも深く追求はしない。見て見ぬ振りをしている。
・反ユダヤ主義とは、
・ユダヤ人およびユダヤ教に対する敵意、憎悪、迫害、偏見のこと。
・また、宗教的・経済的・人種的理由からユダヤ人を差別し排斥しようとする思想のこと。を言うらしい。
・私は、別に「反ユダヤ主義」者ではないが、ユダヤ人たちが、なぜ歴史上いままで「敵意、憎悪、迫害、偏見」を受けてきたのか、いまやっとわかった気がした。
・逃げ場のないガザの人々を、近代兵器で殺し、飢えと恐怖と絶望の下においても、人道的に何ら罪悪感の意識がないイスラエルの「民族選民思想」は、かってナチスヒトラーの「選民思想」となんら変わらない。
・2000年間さまよったユダヤ民族は、シオニズム運動で祖国に戻ってきた。が、そこにはパレスチナアラブ人たちが暮らしていた。
・80年後の現在、壁をつくり逃げ場のない「パレスチナ人」たちを虐殺し始めた。
・国家の軍隊で市民を虐殺している、これはあきらかに「ジェノサイド」だ。
・旧約聖書の国イスラエルの「神エホバ」がこの残虐行為を許しているのか。
・キリスト教徒もエホバ教徒も、大声をあげて非難しない叫ばない。傍観者か?
・イスラム教徒もヒンズー教とも仏教とも大声をあげて非難しない叫ばない。傍観者か?
・神も傍観者か?。それとも神など、いないのかもしれない。
・原爆が投下されて80年、日本では「平和主義」を称える行事や集会が盛んだ。
・そんな行事や集会で過去の悲惨な話は出ても、進行中の「ガザの悲惨」な話は出てこない。声をあげて止めようという話も聞こえてこない。
・平和主義者は「傍観者」なのか?。それとも「エセ平和主義者」なのか、わからない?
・これを書いている私も傍観者だ。
・もう年寄りで行動力がないとか、若ければ家族や子供がいるので行動できないとか、ああだこうだと言っている。
・「隣で、銃で撃たれ殺され、飢えで死んでいく子供たちがいても」おまえも傍観者かと、死んだ母親から怒られそうだ。


