■・2022年2月24日、ロシアのプーチンはウクライナ東部で「特別軍事作戦」を開始すると発表して、ウクライナ侵攻を始めた。
・それから1年6ヶ月、戦争はまだ続いている。
・ロシアとウクライナの犠牲者数は約50万人と推定されるとニューヨーク・タイムズ(NYT)が発表した。(2023/08/18)
■・ウクライナ侵略が始まった時、多くの軍事専門家は2~3ヶ月でウクライナはロシアに占領されるだろと指摘した。
・しかし、その期待を裏切って戦闘は1年半以上続いており、長期化し激化しさらに泥沼化していくようそうだ。
・NATO諸国は、ロシアとの直接対立を避け、戦いに必要な最新式の兵器と豊富な資金をウクライナに提供し間接的にこの戦争に加担している。
・アメリカは、ウクライナ侵略戦争でプーチン政権を崩壊させ、ロシアが弱体化することを目指している。
・自国の兵士は参戦させず、武器と資金をウクライナに与え、間接的にロシアとの「代理戦争」を仕掛けているように見える。
・その理由は、民主主義を守る戦いとして援助している支援額がとてつもないほど高額だからだ。
・主要国のウクライナ軍事支援 (2023年8月)
米国 430億ドル 約6兆2000億円
英国 23億ドル 約3800億円
仏国 10億ユーロ 約1500億円
独国 120億ユーロ 約1兆 700億円
日本 約1500億円
■・国際連合は、ロシアの侵略非難する決議案を圧倒的多数で採択した。 141カ国が賛成し、ロシアを含む7カ国が反対、中国やインドなど32カ国が棄権した。(2023/02/24)
・拒否権を持つロシア自身の侵略行為で、非難はできても停戦をさせることができない国連。
・国連は、いまやNATO諸国のウクライナに対する航空機、戦車、機関銃、火砲などの武器援助を黙認して、ウクライナがロシアを打ち破ることを願っているだけだ。
・第2次世界大戦後、再び戦争を回避するために設立した国連は、この緊急事態に対し何も有効な手を打つことができないでいる。
■・欧米NATO諸国の支援を受けてウクライナが有利に戦闘を展開したらロシアは降参するのでしょうか。
・それは考えられない。その理由は、ロシアは資源大国でもあり軍事大国でもある。さらにロシア国内では、反欧米的な批判が高まっている。
・プーチンは「四面楚歌」です。
・戦争が長期化し、これ以上激化してロシアを追い詰めるとロシアは「核」を使用することも十分に考えられる。
・手遅れにならないうちに、軍事大国のアメリカとロシアは、平和的共存を模索しなければならない時です。
・もし核兵器が使用されるとそれは人類の生存を脅かすことになる。そのことは自明だ。
・いま世界は、第2次世界大戦後、最大の「ハルマゲドン」の危機を迎えていると考えるのは、けして考えすぎではない。
・このことを日本人は、どれだけ認識しているのだろうか。
・いまの日本、食べ物とスポーツの話題しかないようだ。
・ノー天気で、幸せなのかもしれない。