知らなすぎた「縄文人の社会」

Aikn5.png・縄文時代については、中学や高校の教科書に書かれているので知っている人も多い。しかし、1万数千年以上続いた日本の暮らしなのに、網め模様の土器や狩猟採取をして暮らしていた人々のこと程度しか教えてもらっていない。

・戦前まで、この時代のことは、ほとんどわからなかったからです。戦後、考古学調査が盛んになり、日本列島のいろいろな場所から「縄文遺跡」が見つかり、少しずつ解りかけてきた。それでも、まだまだわからないことが沢山あります。

・なにせ、記録した物がないため、遺跡の出土品から、ああだろう、こうだろうと憶測(おくそく)して考えるしか有りません。が、採取狩猟の未開人のような暮らしをしていたのではなく、物質的にも精神的にも安定していた文化を持っていたようです。

・日本人の祖先を考えるうえでも、人間本来の暮らしを考えるうえでも、1万年以上日本列島で暮らしていた「縄文人たち」のことを知れば、未来の私たちに、なにかメッセージをくれるかもしれません。